副反応

ブースター接種をしてから48時間後も引き続き発熱している。解熱剤も何回か飲んでいるのだが、皮膚が赤く腫れっぽい感じだから全身でアレルギー反応が起きているのではなかろうか。時節柄、花粉症がこれに便乗している可能性もあるのだが、mRNAによる人体改造のプロセスと理解したほうが盛り上がる。辛い。

ところで2022年も1/4が過ぎたようである。

第14話

出遅れどころではない状況だった『二十五、二十一』を急速に巻き返し、今週末の最終15-16話配信を前に第14話に辿り着いてしまう。その第14話は冒頭から驚愕の展開で、いや、この状況であと二日をどうすればいいのかというリアタイ勢の困惑を味わう。これは視聴者を動揺させるための仕掛けだとわかってはいるものの。

同じ日、『カムカムエヴリバディ』ではBun Igarashiが視聴者の顰蹙を買って退場する。どちらも最終回近く、この結末を見届けるまでは。

この日、新規感染確認の拡大傾向はいよいよ明確となる。一方、ブースター接種の副反応はそこそこ出ていて、これを何度も続けるというニューノーマルの実相にはどうも現実味がないみたい。

Raycast

MacのランチャーアプリはAlfredを使っていたのだけれど、以前どこかで見かけて気になっていたRaycastを導入してみる。Extensionによる機能拡張を前提にしている雰囲気はあるけれど、基本機能だけでも十分な働きで、今のところはほとんど素で使う。Quicklinksという機能でリンクを記述すると簡単なアプリ連携ができるようになるので、物書堂の辞書を呼び出し検索できるようにして事足りている感じ。

最近のプロダクトだけあってUIはモダンだし、動作も機敏なので何の不満もない。これだけ優秀なのに個人ユーザーは無料という点が唯一の瑕疵かもしれず、多少の木戸賃を払ったほうが安心して使えるという心理もある気がする。

この日、東京や長野の新規感染者数は再拡大といえる勢いでの増加をみせる。春休みにほとんど気兼ねのない活動を行っていればBA.2ならずとも拡大に転じようというものである。同日、個人的には3回目のワクチンの接種を受けて、副反応の予感に怯えている。

トラックボール

もうずいぶん長いことLogiのトラックボールマウスを愛用しているのだけれど、親指操作ではない大玉のトラックボールを試してみたいという気持ちもあって、KensingtonのOrbit Wireless Trackball with Scroll Ringをしばらく前に買い求めていたのである。こうした周辺機器は習熟までにしばらく時間がかかるので、いきなり主力とはせずに脇においておく。そうしているうち、手のひらを使うタイプの伝統的トラックボールの作法がだいたいわかってきて、かなり思い通りに操作できるようになってきたみたい。

習うより慣れろというように、学習曲線の上昇には不可欠な時間軸が存在する。そしてこのタイプのデバイスに根強いファンがいることが示しているように、使いこなせるようになるとなかなかいい感じ。とはいえ、基本的に安価なので、クリックのチープさは否めず、もう少しグレードの高い大玉ならどうなのだろうという気になっている。この沼も深い。

二十五、二十一

後れ馳せながらNetflixで『二十五、二十一』を観始めている。韓国のIMF危機といえばリアルタイムで見知った歴史的事件ではあるけれど、もう20年以上前の話と思えば時の経つのはあまりにも速い。社会的にも大きな傷跡を残したこの経済危機は、無論のこと、さまざまな物語の題材になっているはずだけれど、キム=テリを主演にしたこのドラマでの扱い方には韓国ドラマの成熟を感じる。歴史の修正にならないように近代を描くというのは、なかなか骨の折れることではないかと思うのである。

ウクライナ危機もあってCOVID-19の報道は何となく影が薄くなってきているけれど、この数日が再び感染の拡大に向かう転換点になっていくのではないかという感じがしている。

一方、ウクライナの情勢はポーランドを訪問しているバイデン大統領がPutin cannot remain in power.という踏み込んだ発言をして、ホワイトハウスが軌道修正を行う事態となっている。妙手とはいえないこうした積み重ねの果て、どのような回避不能事態が出来するか予想がつかない。

エターナルズ

『エターナルズ』を観る。クロエ=ジャオ監督・脚本によるマーベル・シネマティック・ユニバース第26作。『アベンジャーズ エンドゲーム』のあとの世界、サノスとの戦いには力を貸してくれなかった浪人中の超人たちが突如復活したかつての敵ディヴィアンツと再び戦うことになる。7000年以上、生きているという設定なので身内にもいろんな経緯と葛藤があって、ストーリーの6割はそれぞれの生活を送っていたチームが再集結するまでの流れ。まるで『サイボーグ009』の新章再開みたいと思ったら、類似はそればかりではなかったのである。メンバーの多様性もみるに、コミックの原作は石ノ森章太郎の影響をだいぶ受けているのではなかろうか。

クロエ=ジャオのロケ重視の画作りと光の描写は、これまでのMCUとちょっと異なる雰囲気の映画を生み出したけれど、CGとの相性がいまひとつの画面もあって勉強になる。技術にはまだまだ限界とみえるところがあるようだ。

MTV Unplugged: BiSH

『MTV Unplugged: BiSH』を観る。フル構成のバンドにストリングスが加わっているのでUnpluggedとはいえ賑やかなのだが、アコスティックアレンジだと顔つきの変わる曲が結構あって、少しだけのつもりが55分を通してしまったという次第。『ViMOT SONG』や『遂に死』のかっこよさよ。『The Man Who Sold the World』のカヴァーというレアな曲目もあったのだけれど、これも謎の異国感があっていい。堪能した。

ロシアがウクライナに侵攻してひと月が経ったこの日、またもロシア側の将軍の戦死が伝えられる。作戦全体に従事している将軍は20人とも言われているが、既に7人が戦死する事態となっているのである。軍全体でも20%以上の損耗率という分析があるが、それが3割を超えていても驚かない。比率からして、実際にはそんなところなのではなかろうか。