最悪

この日、虚仮にし続けてきたマクロンに電話をかけたプーチンは90分にわたる会談のなかで戦争目的の完遂を主張し、マクロンは会談後に最悪の事態を予想していると語ったと伝えられる。この侵略における最悪の事態とは何かということを考えている。ヨーロッパ東西における緊張は歴史の長いテーマだけあって、最悪には100のバリエーションと深度があると思うけれど、今やそのどれが起きてもおかしくない。

自主隔離

朝は5時に起きて6時過ぎに家を出、7時過ぎには仕事をしているというのがルーティンなのだけれど、夜半に届いていたメールをそのタイミングで確認して、前日に会議をした人が検査をすることになったのを知る。

もう10年単位の昔話になるけれど、某外資銀行から来た客から真っ赤な顔で苦しそうにインフルエンザなのだと告白されてドン引きした経験があるけれど、まぁ、昨今の情勢があるとはいえ、多少の体調不良で出社してしまうということは日本中で起きているのではあるまいか。いやはや。

7時半には殆ど人のいないオフィスを退出して家に帰って在宅勤務。この件については検査の結果、陰性が確認されてたという連絡をもらう。

The Price

欧州議会でリモートで演説したゼレンスキー大統領はこの日、フリーダムスクエアに着弾した2発のクルーズミサイルは自由の代償だという。ウクライナはEUへの加盟を申請し、スイスはロシア要人の資産凍結を発表、隣国は空軍がもうひとつできるほどの戦闘機を提供する。ヨーロッパの勢力図はプーチンの意図しないかたちで描きかわりつつある。

鹵獲した戦車の操縦法がTikTokを使って拡散され、モスクワではApple PayやGoogle Payのサービスが停止されたことで、地下鉄の券売機に長い列ができたそうである。このような世界がやってこようとは。現時点では事態がどこに向かうかは見通せていない。ウクライナへの侵攻が実際に起きた同じ理屈で、戦術核兵器の使用もないとは言えないと専門家は言う。