反動 この週、アメリカでは銃規制と政教分離を違憲とする判断に続き、中絶の権利が違憲とされる。自由と民主主義の学校である米国であればこそ、50年かけて積み上げたものさえ、簡単に失われてしまうということを教えている。これはトランプの置き土産ではあるけれど、それだけではない。そして決定的な変化はある種の相転移として起きるので、それを悔やんでいる時間さえないのである。むろんのこと、これは海の向こうの話というばかりではない。 そしてこの日、小田嶋隆氏の訃報が届く。