第1話

Disney+に『逃げるは恥だが役に立つ』の配信が来ていて、もちろん何度となく観たことがあるのだけれど、第1話を再生したところ、ついこれに見入ってしまう。この密度の導入といわゆる恋ダンスの破壊力あっての大ヒットだったわけだけれど、言うまでもなく大傑作なのである。当方としては、2016年再評価の活動が続いているのだが、今さらながら奇跡のような年であったことよ。

『鎌倉殿の13人』第42回は、雪の鶴岡八幡宮につづくさまざまな思惑が交錯して、八田知家の願いも空しく宋船は砂浜に朽ち果てる。一方、このまま退場かと思われた坂東彌十郎の晩年が語られ、闇堕ちしたかにみえる義時の、太郎泰時を使いとする心遣いに親を想う心を知る。劇伴にもいよいよ『ゴッドファーザー』の雰囲気が濃く、全編のクライマックスに向かう。