ひまわり ロンドンのナショナルギャラリーに展示されていたゴッホの「ひまわり」に環境活動家がトマトスープをかける。手を壁に接着して絵画の保護と地球の保護のどちらが重要なのかを問うまでが抗議活動で、絵画そのものはガラスで保護されており、そのこと自体は活動家にもわかっていたということまで考える必要があるだろう。抗議を行った人たちは、芸術を棄損することが目的ではなく、なぜ地球環境の破壊にゴッホの絵ほど心を痛めないのかを訴えたかったということであれば、憤慨するだけでよいのか。