引き続き『すべて忘れてしまうから』を観ている。Fの視点から話がすすんだ前回に続き、緩く物語を駆動してきたFの失踪の一部始終にカタがついて、次回予告も何となく終点を予感させる第8話。しかし全10話というからには、まだ語るべきことが残っているということだろう。宮藤官九郎が演じるフクオが、青い鳥みたいに目の前にいた猫のナベシマを見つけ出す流れから、その嘘には値打ちがあるというあたり、ただ緩い話ではないのである。やや強めの狙いを感じるところがあるとして、この雰囲気は既に結構、好き。
FRBはさらに0.75ポイントの利上げを決める。以降は効果の見極めをしながら、小幅な利上げの動きになるのではないかという見方が優勢だけれど、いくら何でも効果が出てくるだろうというのがその根拠で、一方これまでの指標は特に傾向の変化を示唆していないとわけだから、依然、未来は誰にとっても不可知の領域にある。