Netflixで『エノーラ・ホームズの事件簿2』を観る。原作の小説は未読。前作をそのまま引き継いで、母親役のヘレナ=ボナム・カーターも活躍する素直な第2作となっている。家父長制への強烈な異議申し立てを背骨として歴史上、女性初のストライキを主導した実在のサラ=チャップマンを題材にしているあたりの一貫性は好ましい。オリジナルのヤングアダルト小説にも、きっと筋の通った姿勢があるのではないかと思うのである。登場人物が観客に向かって語りかける、Breaking The Fourth Wallをうまく使った映画でもあるけれど、ミリー=ボビー・ブラウンは実に達者にこの特権を演じて違和感がない。順当な続編である。
引き続きTwitterは大揺れで、本国どころか日本の法人でも従業員がいきなり解雇という事態になっているみたい。雇用関係の常識的なプロトコルを無視した横紙破りを当たり前にされては万国の労働者が迷惑するというものなので、ここはきっちり闘争していただきたいものである。