エルピス 第6話

『エルピス -希望、あるいは災い-』を観る。力のある言葉が次々と繰り出されて、ことに斎藤のセリフにはのけぞって、思わずメモってしまったものである。

俺と君はいつの間にか、相剋の関係にある。生半可な情理などで、それは埋められないものだ

こんなLINEを別れ話として送るキャラクターを成立させること自体、偉業というべきではなかろうか。脚本もすごいが、鈴木亮平もやはりすごくて予告をみる限り、役回りが変わってくる後半も楽しみ。劇中の時間はゼレンスキーが大統領となった2019年5月までは来ているけれど、COVID-19のパンデミックが扱われるのか少し興味がある。深く考えられた脚本であるからには、そのこと自体に意味があると思うのである。