『鎌倉殿の13人』を観る。平家滅亡の直後から暗転を始める義経の運命という重い展開ではあるものの、行家と文覚という二人のコンマンの見せ場があり、坂東彌十郎時政の決め台詞もあって、いわゆる鬱回とはちょっと違う。しかし、次回予告には一瞬、善児が映っていたので衝撃に備えなければならない。
この日、フィンランドが永年の軍事的中立を転換し北大西洋条約機構に加入する方針を正式に決める。近いうち、スウェーデンもこれに続くことになり、欧州の地政学的状況は緊張方向に大きく傾くが、そもそもプーチン大統領との電話会談を行った直後と言ってもいいタイミングでの申請は、ロシアの行く末について少なくともその軍事的脅威を大きく査定していない結果のようにもみえる。隣国のならず者国家が没落するに任せるとして、関与することを拒否する意思表明だとすればこれもある種の中立政策ではなかろうか。