鎌倉殿の13人 #29

『鎌倉殿の13人』は善児が2代目のトウを義時に紹介する場面から始まる第29話。死んだ梶原景時から託された善児宛の巾着の中身を、義時は見ていないと言ったが、この義時が北条宗時の遺物によって下手人を知って、既に善児の天運が決まっていたとしても驚かない。この先、北条義時と三浦義村が、腹に仕舞った企みの多さを競う展開になると思うのである。

この回では謎の多い泰時改名の経緯をなるほどという感じのエピソードにして、さすがという感じ。頼という字を改めようというからには、実際にもこのような経緯があったのではないかとすら思ったものである。