この日、プーチンが核戦略運用部隊の演習を視察したと伝えられる。結局のところ核兵器が使われることはないだろうという見解に合わせて、ただし核のリスクはかつてないほどに高まっているという言葉が添えられる状況に我々はいる。Bulletin of the Atomic Scientistsの表紙を飾る世界終末時計は2020年以降、100秒前に止まっているが2023年の表紙が何になるのか気になる。前回の進捗がイランとアメリカの緊張を反映していたとすれば今回は一層、深刻なステージに進むはずだけれど、山積する問題の評価を踏まえれば、人類が既に終末後を生きている可能性もある。