この日、ゴルバチョフ書記長の死去が伝えられる。若くして指導者となり、連邦の瓦解をみて長すぎる老後を生きたリーダーの訃報に、特に我々の世代はしんみりとするのではないか。クリミア併合に賛成し、目下のウクライナ侵攻に沈黙したことをもってその生を否定する投稿を見たけれど、もはや自ら立つこともままならない老人に向けては要求が厳しすぎると思う。反動としてプーチンを生み出し、数多の批判も受けながら生きたであろう元政治家の晩年を想像する。
小笠原付近に発生した台風11号は、台風12号になりかけた低気圧を吸収しながら西進し、沖縄付近にしばらくとどまって、なんだか不思議な雰囲気の天気図を描く。非常に強い台風が沖縄本島直上に停滞する例はあまり聞いたことがないのだが、これも気候変動の影響なのだろう。