もともと生産性ツールは好きなのだけれど、最近になってアウトライナーのWorkflowyを使い始め、まだFreeプランを利用しているのだけれど、かなり居心地がいいと感じている。アウトライナーというのは基本的なシンプルなツールなので、用法を間違うとただのリストになってしまうのだが、ものの本まで買い込んでその真髄を習得しようという覚悟である。
クラウドベースのアウトライナーといえば、競合にdynalistがあって後発ながら細かい機能の充実ではWorkflowyに勝るところがあり、人気を二分しているみたい。Workflowyの特徴といえば、Zenの境地にも似たそのシンプルさで、タスクリストのチェックボックスひとつ排除しようという慎重な実装方針に好感がもてる。タスクの完了は打ち消し線一本引けばよいと言われれば、その通りである。Escキーで検索に遷移するデザインにすら発見がある。基本的にキーボード操作で完結させようという玄人っぽさもいい。結局のところ基本性能を保証するのは、そうした基本的な部分なのである。
Freeプランだとブロック数の上限があって、まずそこまでは使い込んでみようと思っているのだけれど、もう課金しようという気にはなっている。結果としての見出しとその構造が重要なのではなく、思考を言語化することとアウトプットの構造化が、作業として重要だということが、体感として理解できるようになってきたところ。