『ガンパウダー・ミルクシェイク』を観る。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のネビュラことカレン=ギランが主人公の殺し屋を演じているアクション映画で、銃器持ち込み不可のダイナーとか武器を融通してくれる図書館とか『ジョン・ウィック』にちょっと似た世界観が構築されている。理不尽な世界に抗い、粗暴な男どもをぶち殺そうという趣向の話。敵対組織のボスの血縁を殺してしまい、大部隊の襲撃を受けてこれを返り討ちにするストーリーはもはや定食化されているという他ないが、主人公を助ける女優陣がとにかく格好いいので目論見は概ね達成されているのではなかろうか。悪くない。
『どうする家康』を観る。初回で瀬名と結婚という早送りの展開には驚いた。『鎌倉殿の13人』とは明らかに異なる演出方針は、しかし古沢良太の脚本のトーンには合致しているということであろう。CGを多用した画面は新たな試みでもあるのだろうけれど、伝統的な大河ファンはびっくりしているのではなかろうか。