『トップガン マーヴェリック』を観る。もちろん評判になっていたのは知っていたけれど、今さら『トップガン』かという気持ちが少しあって、しかしトム=クルーズのことだからあまり無様なことにはなるまいとも考えていたのである。いや、それにしたってF-18はともかく、トムキャットまでも立派に飛ばして見せるとは。デススター攻略とダブるモチーフで直線に書かれたストーリーは分かりやすく、オールドファンのうろ覚えをサポートしながらすすむ。主権国家に対する侵犯をアメリカ映画が平然と行うようになったあたりに、時代の変化を感じるばかり。
金曜夜、アメリカではシリコンバレーバンクが経営破綻して預金保護が発動する。金融システムの全体が俄かに影響を受けるというのは当局が阻止するだろうが、順調な成長をアテにしてきたレバレッジのコストが現実に引き戻される過程では、ちょっと想像もしないような連鎖が起きるに違いない。