イギリス製のドラマシリーズで『宇宙戦争』を観る。H=G・ウェルズのあまりにも有名な原作をもとに、2019年には二つのドラマシリーズが作られているらしいのだけれど、こちらは現代劇として構成されたもので、最近まで3シーズンが制作されているみたい。全24話。フランス語のパートがあったりして、War of the Worldsという雰囲気がなくはない。しかし、第1話のラストで謎の攻撃があって、多くの人が死んだ後はディストピアSFみたいな感じに物語は展開する。これはどこに向かうのであろうか。
一方、もうひとつの方のドラマは、20世紀初頭のロンドンが舞台で伝統的なトライポッドも登場する正統派の『宇宙戦争』みたいなのだが、評判は今ひとつのようで二の足を踏んでいる。確かに新機軸がなければ、ハードルもおのずから上がると思うのである。