心あたり

週明けの職場では、これまでマスクをしていなかった向きが、にわかにマスクを装着し始めて、どうやら何がしかの流行の兆しをみる。皆、心あたりがあるというのである。インフルエンザとコロナが忘年会を通じて大いに広まっているという話だが、無理もない話である。この日も気温は急速に低下し、空気の乾燥は進行している。これから年末にかけて、公衆衛生の状態はまたも深刻な悪化をみるに違いない。

与党の支持率が大幅な悪化を示し、内閣の不支持率は戦後最高というこのタイミングで、またも北朝鮮のミサイルについて逐次の速報が流れる。その実、リアルタイムの出来事ではないというのはいつものことだが、これがある種のショックドクトリンを運用しようというプログラムだったとしても驚かない。これにはいったい、どのような実際的な利得があるというのだろうか。