『関ヶ原』を観る。原田眞人監督・脚本、岡田准一主演の一連の作品を、これで全て抑えたということになるけれど、わりあい好みであろう話が後回しになっていたのは2時間半の長尺によるところで、もちろん観れば面白いのである。これも司馬遼太郎の小説を原作にした映画化で、伊賀者の暗躍が本線に組み込まれ島左近が治部の少輔に寄り添う、ややエンタメ寄りのトーンだが、筋書き自体は変えようもない結末に向かっていくのだから、こういう味付けもありだろう。滝藤賢一の秀吉がなかなかいい。
役所広司の徳川家康から松潤というのも落差が大きいのだが、BS4Kの『どうする家康』で、岡田准一と吉原光夫ばかりみているこの数日に駄目をおす。有村架純がまたもや辛い目にあっていたり、いろいろが混ざり合う日曜日の夕。