『ドリーム』を観る。ハンガリーで行われるミニサッカーの福祉大会に出場しようというホームレスのチームを指導することになったサッカー選手が、変わり者揃いのチームを嫌々、指導するうち、自身にとっての意義を見出していく。パク=ソジュンが主演の韓国映画。
世知辛い世の中、欲得ずくで取り組み始めた仕事が、それぞれの事情を知るうちかけがえのないものとなっていくという、よくある人情劇ではあるけれど、脚本のメッセージは明確なセリフとして、あなた自身が路頭に迷うことにはならないと言えるのか、倒れたものを支え合って、皆でプレーするのが社会ではないかと訴える。この率直さには何がしかの意味があると思う。