YOASOBI

で、最近は何故かYOASOBIばかり聴いている。YouTubeのリコメンドもこのユニットばかりになっているのだけれど、一見怖そうな感じもあるAyaseがとってもいい人みたいなので、人間性も大事だよねという感じになっている。Ikuraももちろん大変、好ましい。

最近は専らBlueskyを眺めているという次第だけれど、ペケッターの為政が堕ちるところまで堕ちた結果として、このところの移住者も増え、タイムラインはかつての青い鳥を思い起こさせる構成となっており、もうこれでいいじゃないかということになっている。この安穏がいつまで続くかという壮大な実験に立ち会っている感じがなくもないとして。

バレリーナ

この日の午前中、太平洋岸では津波が広く観測される。鳥島近海で起きた地震は、どうやらこれを引き起こすようなものではないという話で、つまりこの津波自体は原因不明ということらしい。沿岸部では、ところにより50-60センチの津波として到達した大規模な現象が、どのようにして起きたのかがわからないというのは、底知れぬ地学的なスケールと人類の知識の限界を感じさせる話で『日本沈没』味がある。

『バレリーナ』を観る。ハリウッドライクではあるけれど、韓国映画のいいところを煮詰めたような陰惨な映画で徹頭徹尾、ストイックな復讐劇であるのは評価できる。いわゆるヴィジランテ映画のフォーマットを踏んでいて、怪しい武器屋から銃器を調達するあたりのお約束をきっちり守っているのもいい。主演のチョン=ジョンソのことは知らなかったけれど、注目に値すると思ったことである。

臨界

この前の日、ユダヤ教の安息日にガザ地区からイスラエルに向けて数千発のロケット団が発射され、武装兵による侵攻が開始される。これまでと大きく違うのは武装集団がフェンスを越えてイスラエルに侵入したことで、多くの民間人が死傷し、人質として連れ去られた者も多数にのぼる可能性がある。ネタニヤフは戦争状態を宣言して反攻を語る。

なぜ、このような事態が起きたのかについて、ニューヨークタイムズの記事はイスラエルのサウジアラビアの関係正常化の動きを背景としたイランによる妨害工作の可能性を示唆する。同時に、ウクライナが必要な軍事物資がイスラエルのニーズと重なるシナリオについて、支援継続に必要な予算措置が果たせないまま下院議長が解任された現状と合わせて語る。つまるところ、世界の不安定化が利得となるプレイヤーの存在は、力の均衡を崩す動きを今後も活発化させるに違いない。それが中東の出来事にとどまる可能性も、もちろんだいぶ小さいに違いない。

心音

思いがけず中島みゆきの新曲が配信されていて、思わず聴き入ってしまう。劇場のアニメ映画の主題歌ということだけれど、そのキャリアの到達を考えれば今この時の新曲というのは決して当たり前というものではないと思うのである。引き続いて配信を聴き込んで、最終的には鈴木愛理のカラオケをYouTubeで観てハロプロの実力に舌を巻く。どうしてそうなったのかはよくわからない。

ところで、とびきり音質のいい、オーバーイヤーのワイヤレスヘッドホンが欲しくなっている。ATH-R70xは非常にいい音なのだけれど有線であるのが残念なときはあって、その上ちょっと外耳炎っぽいのではないかという気がしてAirPods Proを控えようと思っているのである。

悪役

朝はかなり冷え込むようになって、そろそろ暖房の準備も必要になろうかという気候。

引き続き『MIU404』を観ている。CMの繋ぎが本放送のままで、不自然な編集になっているのだけれど、ちょっと手を入れてもいいのではなかろうか。そしてまたしても今さら、留学生搾取の悪役で坂東彌十郎が出演していることに気づく。いや、忘れていることも結構あって楽しい。

MIU404

休みをとって用事を済ませ、せっかく平日なので山梨のイオンモールまで出かける。中央道を南下すると塩梅よく遠望することができるポイントがあって本日、初冠雪を記録した富士山を見る。いやほんとに、夏が終わったと思ったらもう冬なのか。

『MIU404』の第1話を観始めて、やはり面白いので何だか観続けてしまう。『アンナチュラル』の毛利と向島が登場するあたりで喜んでいたら、イタズラ電話の事件に出ているのは山田杏奈じゃないかと己が不明を恥じる。

On War

故あってクラウゼヴィッツの『戦争論』を読み返している。もちろん、この本を習慣的に読むなどということはないのだが、たしか熱に浮かされたような学生の時代、ただ興味があったからという正しい動機にもとづいて、やはり中公文庫あたりを買い求めて読んだ記憶がある。それを再び紐解こうということになろうとは。