コーダ あいのうた

『コーダ あいのうた』を観る。2021年の映画で、アカデミー賞の作品賞、脚色賞、助演男優賞を受賞している。助演男優賞は実際にも聾者である父親役のトロイ=コッツァーに贈られたけれど、役者は誰もいい仕事をしている。2014年のフランス映画『エール!』の英語版リメイクで、Children of Deaf Adultsを表す『CODA』というタイトルの通り、聾者のもとで育った耳の聞こえる子供の物語。メンターとなる音楽教師にその才能を見出され、バークリー音楽大学を目指す主人公をエミリア=ジョーンズが演じている。何となく明るさのうかがえるラストに向けて、積み重なっていく人生のままならない感じを含めて『グッド・ウィル・ハンティング』みたいとは思ったけれど悪くない。

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『この動画は再生できません』シーズン2を最後まで観る。シーズン2も4エピソードで完結のようだけれど、映画化の予告があって人気のほどが窺われる。シーズン1でキレイに終わったと思っていたのだけれど、振り返ってみればシーズン2も上手いこと考えられていたみたい。最終話のラスト、話の落し方は結構好き。映画の尺をどのように使うのかは想像もつかないけれど、それなりのシナリオは用意されそうな予感がある。

この日、気象庁は9月の気温も過去最高の暑さだったことを発表する。実のところ7月から3ヶ月連続で過去最高を記録しているので、うすうす分かっていたこととはいえ。これが大変、珍しい現象だとして来年、この記録が上塗りされたとしても驚かない。

Kindle

Mac版のKindleが新しくなって、AppStoreからの配信となったので移行する。これまでインストーラーで導入していたバージョンはClassicと称され、じきにサポートされなくなる様子。もうだいぶ前から、iOSのアプリはMacでも使えるようになっていて、特段のポーティング作業も必要ないという触れ込みだったので、これは既定路線といってもよく、こちらからするとようやく対応されたという感じ。アプリそのものも高速軽量で使いやすい。以前のアプリはいかにも古風な作りで、最適化もロクにされていない雰囲気だったのである。

そしてKindleの電子書籍を、まるまる一冊、Macの画面で読んでみたのだが、iPadで読むより捗るような気がして、どうやら脳の働きもパソコンの画面に最適化されているのではないかと思うのである。何となく恐ろしいことではあるけれど、日々の投入時間を考えれば納得が大きい。こうなってくると、主な読書環境になるのではなかろうか。