ウェス=クレイブン監督没後の企画として2022年にリブートした『スクリーム』は劇場版通算5作目の映画として、それなりに面白かった記憶があるのだけれど、その後の『スクリーム6』は本年、日本での公開は劇場スルーとなって配信が開始されているらしい。そっちは未見。『スクリーム』(2022)の続きが『スクリーム6』となるややこしさには、まぁ、そうなるわなという感じがするけれど、新たにキャスティングされてリブートシリーズの主役サムを演じているメリッサ=バレルが、インスタでガザの窮状を投稿したところ『スクリーム7』のプロジェクトから降板させられたということが話題となっている。
紛れもなく、ガザの現状は強制収容所を彷彿とさせ、起きているのは子供を被害者とする虐殺に違いないのだが、イスラエルの自衛権への言及なしにこれを指摘することは何らかの社会的なコードに抵触するというのが米国の現状ということらしい。社会的な分断はさらに深刻となり、いよいよトランプの再来に現実味が出てきた。