カテゴリー5

先月、メキシコのリゾート地アカプルコに上陸して甚大な被害をもたらしたハリケーン「オーティス」についてのニューヨークタイムズのコラムを読む。唐突に出来したこの嵐の襲来の経緯については、よく知らなかったのだけれど、普通のハリケーンが予想を超え急速に成長し、いきなりカテゴリー5になったという感じに近かったみたい。台風によいとろがあるとすれば、事前に接近とその進路がわかるところだと思うけれど、避難する間もなく風速75メートルのハリケーンに放り込まれるのが地球沸騰化の時代であれば、災害のモードもこれまでの常識を超えてくるということなのである。

『無人島のディーバ』の続きを少しずつみていて、作りは悪くないのだけれど、韓ドラっぽすぎる話は今ひとつという感じ。しかし、パク=ウンビンは相変わらずの芸達者なので感心している。

4.6

WordPressが4.6となって、24年の新たなテーマが追加される。今のところデザインを変更しようという気はなくて、そういえばもうずいぶん、Hexaテーマを使い続けているのだけれど、コンテンツが文字だけであれば、凝ったWebデザインなど必要ないのである。一方、ある程度はテーマが内容を規定しているともいえる。

MacBook Pro

この日、M3を搭載したMacBook Proの発売日。巷間で言われている通り、M1以降のラップトップの完成度はかなり高いので、M1 Proから買い換えようという気持ちは、ほとんどないのだけれど、ベースモデルのM3のバランスが良さそうな気がして、買うならどれかというシミュレーションはしてみている。まぁあれだ、こういうのが楽しいのである。しかし、メモリが18GBとか24GBというのは結構、気持ち悪い。そして、1ドル150円の世界線であればスペックを盛り盛りにしても誤差の範囲。

ガザへの侵攻は続いている。このひと月で1万人以上が死亡し、40%が子どもであるという発表は、最初から予想された通りに当地の人口動態を反映し、実態はそれ以上にのぼるのではないかという可能性を保留すれば、ほとんどその通りであるに違いない。これを正当化する理由があろうとは思えない。

日常の絶景

『日常の絶景』を観る。地味な会社生活を送っている写真好きの女性が、SNSを通じて交友の輪を広げていく。タイトル通り日常系のほんわかした話で、伊藤万理華が主演。この手の役回りが多いような気がするのだけれど、よく似合っているのである。富士フィルム調の淡いカラーグレーディングが施された画面の色調がいい。ストーリーはあってないようなものではあるものの。

今日もあなたに太陽を

『今日もあなたに太陽を』をシーズンフィナーレの第12話まで観る。冒頭から悪くない雰囲気で紡がれた物語だけれど、話がすすむにつれシーズン全体の構成が卓越していることがわかる。精神科医療という題材の難しさを正面から扱う気概が十分に伝わる物語で、啓蒙的なメッセージをいくつも重ねるストーリーには軽くなく、しかし重いばかりでない素晴らしいものである。誰もが観るべき作品といえるのではないか。年末も近いが、2023年の三指に入る。

時をかけるな、恋人たち

『時をかけるな、恋人たち』を観る。関西テレビのドラマのクオリティの高さよ。コメディエンヌとしての吉岡里帆は実に好ましいオーラがあって素晴らしいのだが、上田誠の脚本で時間ものの連続ドラマという企画がまず、際立っている。これに未来人っぽい喋り方ができる永山瑛太とあれば面白くないはずがない。時間ポップな美術も全体に優秀。伊藤万理華が出ているのも嬉しい。これは最後まで観るつもり。

今日もあなたに太陽を

Netflixで配信の始まった『今日もあなたに太陽を』を観る。精神科病棟に配属となったナースを主人公とした韓国ドラマ。難しい素材をどのように扱っているのかという興味での第1話だけれど、丁寧で生真面目な風合いで、印象は悪くない。BGMが最小限の演出は物静かな雰囲気で、垣間見えるユーモアも程よい。さすがNetflixオリジナルという感じなのである。