『窓際のスパイ』第3シーズンの最終話を観る。年末近くになると始まって、長居するわけでもなくきっちりと濃密な物語を編み、年を跨ぐことなく次シーズンの予告とともに去るというスタイルがもう3年も続いているわけである。本格的なトレイラーがあるということは、プロダクションはだいぶ進んでいるということだろうけど、1年後を待てということであろう。待ち遠しい。
いつもより火薬の量が多い気がする今シーズンの山場、命の遣り取りはどこか泥臭さがあって、しかしそれがいい。スラウハウスの面々が言葉通りの悪戦苦闘の果て、それぞれの結末に向かうフォーマットは完成度高く作り込まれている。
3作目までというのが現時点でのSlough House シリーズの翻訳の状況だけれど、早川書房には頑張ってもらわないと、第4作は映像作品を先に観るということになる。