インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を観る。冒頭、若き日のインディ・ジョーンズの登場は近年の画像AIを使ったディエイジング処理によるものだというけれど、オリジナルを加工しているだけあって不自然な感じは少なく、まず、テクノロジーの力に感嘆する。この第5作の聖杯となるのが、時を遡ることを可能にするアンティキティラ島の機械であるというのであれば、その象徴的な意味合いは一層、奥行きが増すというものではないか。

とはいえ、本編のハリソン=フォードは齢80ということだから、リタイアした大学教授という設定にさえ、少し無理がある感じだし、インディアナ=ジョーンズをここまで働かせなければならない事情もよくわからない。世代交代をイメージさせながら物語を駆動して、結局のところそのラストでは、ハリウッドとしかいいようのないドラマツルギーに収束させるのであればなおさらだ。どちらかといえば『007 ノータイムトゥダイ』のスタンスの方が好みである。

充実

いつの間にか師走になっていて、仕事も地元のあれこれもそれなりに立て込んでいるのだけれど、年末にかけて本気を出す習性があるApple TV+のせいで『モナーク』と『窓際のスパイ』の配信を消化するというタスクがこれに加わって何だか忙しいことになっている。しかし面白い。Disney+の『A Murder at the End of the World』も引き続き、追っていて、閉鎖状況ものだけに話の展開がどうなるのか心配もあったのだけれど、進みが遅いところがあるとはいえ、独特の雰囲気は悪くない。

この日、ガザ地区の停戦は破られイスラエルの激しい攻撃は続く。人質の解放を迫りながら、その目的に応じたやり方とは見えない。その意図は奈辺にありや。

M3 Pro

クラムシェルで使っていたMacBook Proだが、このところ普通に開いて使うようにしているので、キーボードが日本語配列であることが気になってきて、US配列のM3 Proに買い替えてみる。まぁあれだ、MKBHDが言っていた通り、M1からM3になったからといって、何かが変わったという感じはないですね。内蔵スピーカーに関しては、明らかに音の厚みが異なる印象があるとして。