INFORMA

『INFORMA』の第9話を観る。どこに向かうか判然としていなかったところがあるのだけれど、本筋と思われた事件は、石橋蓮司が演じる黒幕のヤバい妄執である意味のカタがついて、主人公と殺し屋の因縁だけが残るという展開の整理に感心する。今回はおそらく全編のクライマックスでもあって、後半の立ち回りの緊張感はテレビドラマの期待水準を大きく上回る。『エルピス』しかり、このところのカンテレ制作のドラマの水準は大したものなのである。

北陸電力志賀原子力発電所直下にあると議論になっていた活断層について、規制当局が電力会社の主張を認めて原発の再稼働に向けたハードルがまたひとつ取り除かれる。核を含む戦争の想定に4兆円の国費をかけてシェルター施設を作ろうとゼネコンと策謀している政府がこれである。