ミルトン

フロリダにカテゴリー5のハリケーンが再び近づいているという。そもそも、陸地に近づいて急発達するハリケーンが増えているということなのである。降水量の増加で河川から大量の淡水が海に流れ込み、塩分が濃く密度が高い海水の層に、比較的に塩分が薄く密度が低い水の層を作ることで海水温は高くとどまり、熱帯低気圧は沿岸でも発達を続ける。巨大ハリケーンの上陸は気候変動の直接的な結果ということになる。

フロリダ湾の高潮も場合によって、この被害を拡大するだろう。選挙戦を巻き返そうとしているトランプは、政府の対応についても虚言を繰り返しており、あらかじめ予想されたことだが、こちらの地獄はすでに現出しているのである。