定型

なんとなく、という感じで『損するのは嫌だから』を最終の12話まで観る。まず、なんとなくという感じなのである。プロダクトプレイスメントに始まる韓流ドラマの定型は、すでにそれ自体がさまざまな類型の組み合わせであるというくらいに完成されたものではあるのだけれど、結末自体がグダグダになるというところまで含めての定型であって、本作もその例外ではない。キム=ヨンデが海外に旅立ち、半年後に国内で目撃されてやがて再会するというこの終盤こそ、ただ定型に寄せるためだけの展開でコピペか何かで作られた疑いがある。