この日、台風18号は935hpa程度の非常に強い勢力で台湾を縦断するルートに乗る。台湾付近に長時間停滞するのは気圧配置の関係によるものだが、風と雨が大きな被害をもたらすことが心配されている。
先週、米国の南東部に上陸したハリケーン ヘレンは、先行する時間帯に膨大な雨をもたらしたというニュースをみる。雨量は150兆リットルを超え、周囲100キロ以上あるタホ湖一杯分に匹敵するというのだから、大きな水害をもたらしたのも無理はないのである。気温の上昇により大気中の水蒸気は増加しており、同様の事態は地球のどこにでも起きる可能性がある。