『海に眠るダイヤモンド』は第3話。冷蔵庫、電気釜、テレビが売れる端島の春、屋上にアンテナの乱立するコンクリ団地を描くゴールドラッシュの様子は、エピソードの面白さで目が離せない。この1950年代は真新しいのに嘘臭さがない。言ってしまえば、ありがちな詐欺師の話だけれど、これが物語のディテールの力というものではなかろうか。いや、面白い。
『海に眠るダイヤモンド』は第3話。冷蔵庫、電気釜、テレビが売れる端島の春、屋上にアンテナの乱立するコンクリ団地を描くゴールドラッシュの様子は、エピソードの面白さで目が離せない。この1950年代は真新しいのに嘘臭さがない。言ってしまえば、ありがちな詐欺師の話だけれど、これが物語のディテールの力というものではなかろうか。いや、面白い。