北陸電力は相変わらず迷走している。今月1日の地震と津波について、当初は水位の上昇は観測されなかったとしていたのを結局のところ1メートルから3メートルの津波が来ていたと訂正して、相変わらずモニタリングポストに異常は見られないという。そのモニタリングポストも多くが測定不能になっているのだから、このような組織に原発の再稼働を委ねることはできないと誰しも考えるのではないか。福島第一原発の発電設備は、アメリカ中西部の原発で竜巻対策として地下に設置したものを見ようみまねで、本質的な意味も考えずに地下に設置し結果、津波にさらわれることになったというが、このノリの組織であれば、それに近い思考停止を再現しても不思議はないと思うのである。