活断層

1日の地震で停止中の志賀原発では、油漏れなどの被害があったほか、一部の外部電源が使えなくなるという深刻な被害を受けたということだけれど、2日の遅くには敷地内の水位計が3メートルの水位上昇を記録していたということが明かされる。その前日、津波の観測で有意な変動は確認されなかったという記者会見があったばかりである。その上、志賀原発1号機の外郭に設置された4メートルの防潮堤が傾いていることがわかったというから、津波によって大きな被害が出てもおかしくなかったということになる。現実に外部電源の配管は損傷しているのだから、このトボけた対応は何なのか。年末に経団連の会長がわざわざ当地を訪れて再稼働を促したというニュースがあったわけだが、幸いにもその目論見が現実となる前に原発再稼働は亡国の政策であるということが確認されたということでよろしいか。

2日目

能登半島での大地震の翌日、18時頃に入ってきたのは羽田空港での旅客機事故のニュースである。着陸時に海上保安庁の機体と接触して日航機が炎上する。画面の中にジャンボが炎上する映像が流れ、徐々に明らかとなった状況が伝えられる。今年が始まって48時間以内に、想定していなかったようなアクシデントが次々という感じで起きている。能登半島の地震も大きな被害が明らかになっていくなかで、海上保安庁の航空機も地震の支援に出動していたという痛ましい話だから、万事はつながっているともいえるのだが。

かつてはこのような時にはTwitterが機能したものだが、ペケッターなった現在、タイムラインは有象無象の湧き出すシロモノとなって、まず見れたものじゃないという感じ。イーロン=マスクはこのSNSを使い物とならなくする目的において、正しくインセンティブを設計したようである。

謹賀新年

朝は穏やかな天気で、帰省した実家の窓から初日の出を拝む。渡世の事情があるので、昼に出発して長野に戻ったのだが、夕刻に能登半島での大地震が起きる。久しぶりに緊急地震速報の発出を聞き、日本海側には大津波警報も出る。5月に奥能登で起きた地震は記憶に新しいが、今回は震度7を記録してそれを上回る。輪島港では1メートル以上の津波。地震が来てもいいタイミングがあるわけではないが、よりによって元旦の夜とは。

このところ『おとなり銀河』のドラマをコツコツと観ている。NHKの夜の時間帯のドラマというのは、概ね平和な感じなのでいろいろとちょうどいいのである。