Microsoft 365は一般法人向けのプランを使っているのだけれど、これまでカスタムドメインの設定を使わずにいたのである。onmicrosoft.comがつくアカウント名が長過ぎると思ってはいたけれど、何しろ特に必要もないので放置していたわけだ。特に必要が生じたわけではないけれど、やってみると造作もないことで、例によってもっと早くにやっておけば良かったと思うわけである。
Month: March 2024
終電
半年ほど続いた研修の最終回が終わって、最終のあずさで帰宅。特急券発行済みという表示となっている座席が、こうも空席ばかりである事情は何なのだろうと考えていたのだけれど、いつの間にか寝てしまう。
AI
M3のMacBook Airの紹介にAIという単語が使われているということを知る。従前、AIを乱発するGoogleに比較して、これを使わないAppleのコミュニケーションが話題になっていたのだけれど、これに先立って本格的な AIの年内投入にも言及があったということだから、単にAIを使っているというメッセージの発信についてAppleといえども大きな圧力を受けているということであろう。難儀なことである。今年のサービス追加について、ティム=クックによる異例の予告があったというのも、すでに報じられている通り。
リバース思考
昼過ぎから出張。車中でロン=フリードマンの『リバース思考』を読み終える。ひろゆき推薦と表紙にあるあたり、やや身構えてしまうところはあるのだけれど、実践的なプロダクティビティの指南書となっていて、近年わかっている認知と脳の仕組みにまで立ち入ったこういう話は嫌いではないのである。方法を選び、それを実践していくこと自体は避けようがない以上は。それに自覚的であることには、何がしか実利がある。
ヘイリーが大統領選からの撤退を表明する。3年前には想像もできなかったことだが、国家転覆さえ辞さない往生際の悪さを見せた元大統領が再び復権するというシナリオの確度が高まっている。そのこと自体は歴史において繰り返されてきたこととはいえ。
ミッドナイト
Apple TVで『ミッドナイト』を観る。全編をiPhone 15 Proで撮影したという触れ込みの短編映画。三池崇史監督は、原作の手塚治虫の漫画のイメージに寄せた絵作りを企んで、見事な世界観を現出せしめている。賀来賢人がまた、主人公ミッドナイトの雰囲気をちゃんと醸し出しているのが素晴らしい。iPhoneの性能はともかく、このセンスが全てでなかろうか。なかなか楽しい。手塚治虫のここまで忠実な実写化というのは、なかったに違いない。
舟を編む
『舟を編む 私、辞書つくります』の第3話を観る。引き続き脚本もよければ、撮影もいいという按配で、まぁ、面白い。オリジナルの変奏も、このレベルであれば世界の奥行きを一層、深くしようというものである。おすすめ。
この日、夕方近くなってから雪が降り始める。今シーズン3度目の積雪となり、翌日の昼まで振り続ける予想なので、高速道路や国道はふたたび閉鎖される可能性がある。さきの例では、通勤路の一部に難ありという感じだったので、明日は在宅勤務にしようと心に決めているところ。
メタモルフォーゼの縁側
『メタモルフォーゼの縁側』を観る。ウェブコミックを原作とした2022年の映画。岡田惠和が脚本を書いている。劇中に、出てくる人がみんな優しい、みんな頑張ったという作品評のセリフがあるのだけれど、基本的にはそんな感じの物語。ボーイズラブ漫画をきっかけに75歳と17歳が友だちになって、季節が一巡するという優しい世界のお話なのである。
宮本信子が『マルサの女』に出演していたのは1987年のことだから、もちろんこうした役回りにも違和感はないのだけれど、宮本信子と芦田愛菜は実年齢に近いところで演じていて、その芦田愛菜がやっぱりいい。『さようならマエストロ』を観始めてからこっち、芦田愛菜のファンである。全力疾走のシーンがいくつかあるのだけれど案外、小柄のその姿が凛々しい。エンディングロールの二人によるカバー曲『これさえあれば』も悪くない。