おむすび 『虎に翼』もあと数回となって、昭和25年の尊属殺判決を最高裁が覆すヤマ場。憲法14条にこだわり続けてきた本作の締めくくりに相応しく、厳かに桂場長官が判決を読み上げる。半年の時間をかけて積み上げてきた物語なりのカタルシスというものがある。 それはそうと、下期は『おむすび』という現代劇らしいのだけれど、短い予告から窺える物語傾向のあまりの違いに驚いている。この落差をどのように感じるのか、いっそ興味深くもあるのだが。