多様性

この週末で石破新内閣の顔ぶれがだいたい決まったようだけれど、反主流派のイメージがある当人だとして権力基盤の確立のためには主流各派に満遍なく目配りせざるを得ないという雰囲気で、結局のところこれまで見てきたような、政治的功績もわからぬ年寄りの男性ばかりが名を連ねる。これに世襲が加わって、日本の政治体制の絶望を凝縮したような塩梅になっているので、やはり政権交代と制度の刷新に何年か取り組まないことには話にならないということであろう。ひどいものである。