『オットーという男』を観る。トム=ハンクスが偏屈な独居高齢者の役回り。もちろんトム=ハンクスの仕事は揺らぎなく見応えがあって、であるがゆえに独居老人と表現するにはやや違和感がある。とはいえ、その年齢を調べてみれば68だというから、設定通りと言ってもいい歳なのである。そういえば『ウルフズ』のジョージ=クルーニーもブラピも既に還暦を過ぎているのだから、まぁ、そういうことだ。監督のマーク=フォスターは好きな監督のうちのひとりだけれど、この映画も悪くない。猫のパートは、何かを暗示しているのかと思うくらいにひどいとして。