台風21号は台湾の近くで勢力を再び増し、一時はスーパー台風となって被害をもたらす。降水量の増加により温度の高い淡水層が広がり、比較的に冷たい海水層を封じ込めるので、陸地近くで急速に勢力を増す台風やハリケーンが増えているというのである。理に適っている。もちろん、降水量の増加は気候の温暖化とそれによる大気中の水蒸気の増加によりもたらされる。
一方、ヨーロッパでは、スペインのバレンシア地方で8時間で1年分の降水量ともいわれる大雨があったという。ニュースの映像は普通の洪水被害のイメージを越えたインパクトで、大量の車が流されて道路を塞いだ様子は只事でない様子を如実に伝え、何かモードが変わったのではないかと思わさずにはおかない。