この日、バイデン政権がウクライナに長距離射程ミサイルでのロシア国内の攻撃を認める方向であることが報じられる。北朝鮮の兵士が参戦したことを踏まえてのエスカレーション措置だということだけれど、1月にはトランプ政権が発足する今のタイミングであれば、もちろん物騒な置き土産となるには違いない。間違いなくロシア側のさらなる報復を呼ぶ攻撃を、しかしウクライナがためらうことはないだろう。またしても世界は、第3次世界大戦に少し近づくことになる。
『海に眠るダイヤモンド』の第4話を観る。これまで影を落としてきた戦争にまつわる話が語られるこの回も、思わず物語の力というものを考えてしまう秀逸な構築で目が離せない。ダイアログひとつの奥行きが只事ではないと思うのである。
戦争から生きて帰った、それだけで親父は何も言えんとよ。