一島一家 『海に眠るダイヤモンド』の第5話を観る。部分ストとロックアウトをめぐる労使の抗争という歴史イベントを題材にして、まず面白い話にするものである。後半のサスペンスも、これまでのエピソードを踏まえて瞠目すべき展開で、大好物というほかない。斎藤工の、俺はよう知っちょる、というセリフのために構築されてきた物語の巧みさには唸る。それでいて、他の登場人物の話も着々と進展しているのである。