『ヘンゼル&グレーテル』を観る。童話に非ず。森を彷徨ってお菓子の家に辿り着き、魔女に監禁されて糖尿病となったヘンゼルとその妹のグレーテルが、長じてウィッチハンターになり大暴れをしているという設定のファンタジーで、賞金稼ぎもののフォーマットに則ったジャンル映画として、もちろん考証的な一切は気にせず近代的兵器をぶっ放すという感じなので、奥行きはないとしてもそれなりに楽しめる。ヘンゼルがジェレミー=レナー。本邦でのジェレミー=レナーに対する支持は概ねスルーといったところだと思われ、ほかに有名どころの出演がないこともあって本作も劇場未公開に終わったみたいだけれど、水準は達成していてそれほど悪いものではない。