ブラックホーク・ダウン

『ブラックホーク・ダウン』を観る。もちろん幾度となく観ている映画だけれど、豪華キャストの一方で題材としては実質的に失敗した作戦を描くという組み合わせは、どこか『遠すぎた橋』を連想させるが、きっと監督のリドリー=スコットもそのあたりは考えていたに違いない。部隊が進発するシーンは圧巻で、このあたりも『遠すぎた橋』を彷彿とさせる。
死亡フラグがきっちり立つあたり、物語としては古風な部類に属するとはいえ、密度の濃い画面は単純にかっこよくて再読に耐える。何といっても原住民のバイタリティが145分の長尺を支えていて、アフリカで民兵と戦闘することのトラウマ感はハンパない。

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