三代前から

そりゃ、初めて買ったLPは『セーラー服と機関銃』のサントラで、サントラとはいっても薬師丸ひろ子による主題歌とラジオみたいな語りしか入っていないやつで、それを繰り返し聴いた経験からすれば、鈴鹿ひろ美はできる子というのも確信はしていたけれど、若春子の最終盤での登場とその成仏に、三途の川の歌詞における止揚までたたみこまれると、もう感動を通り越して泣くほかない。