尖閣諸島を含む領域での中国による防空識別圏の設定に特定秘密保護法案の採決である。国家の株式会社化についての内田樹の考察は正しいと思うのだけれど、ことは損得と金儲けの話に止まらないというのが当方の意見であり、経済関係が高度に一体化しつつあるからといって、偶発的な危機を起点とする戦争状態が起こらないとは言えないというのが歴史の教えるところで、領土問題と経済における似非原理主義、射程の短い政治という三題噺の揃い方が欧州大戦前夜を彷彿とさせてちょっと怖くなっている。
尖閣諸島を含む領域での中国による防空識別圏の設定に特定秘密保護法案の採決である。国家の株式会社化についての内田樹の考察は正しいと思うのだけれど、ことは損得と金儲けの話に止まらないというのが当方の意見であり、経済関係が高度に一体化しつつあるからといって、偶発的な危機を起点とする戦争状態が起こらないとは言えないというのが歴史の教えるところで、領土問題と経済における似非原理主義、射程の短い政治という三題噺の揃い方が欧州大戦前夜を彷彿とさせてちょっと怖くなっている。