Office for iPadの登場からこっち、ドキュメントをOffice 365のOneDrive for Businessに集約しようとしてそれなりの努力をしているわけだが、Office Macのほうが2011にとどまっていることもあってか、どうもクライアントを主体に作業をするといろいろがうまくいかない。具体的には、文書を作成してからアップロードするのが手間であって、そもそもクライアント側のOfficeがOneDriveのURLをうまく憶えてくれないようなところがある。
もちろん、あっさり諦めてもいいのだが、そしてむしろDropboxの使い易さを再確認するためだけの作業と見えなくもないのだが、SafariでOneDrive上に文書を作成してからクライアントのOfficeでこれを開いて編集するという手順だとそれなりにスムーズな流れとはなって、どうやらOffice 365においてはファイルの扱いかた自体、サーバーを正としてチェックアウトの動作を明示的に行う思想であり、考えてみれば企業内イントラネットのSharepointの動作はまさにサーバー上のファイルを編集するのが基本であることに思い至って頭の風通しがよくなる。なるほど。
結局のところ、そもそもDropboxと似たような動作を期待するのが間違いであり、for Businessと称しているのはそのためなのである。つまり、である以上、このサービスが一般ユーザーにまで浸透することは叶わないであろう。