『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』を観る。前作では幼女であったクロエ=グレース・モレッツも子供という歳ではなくなり、ヒット・ガールがマーク=ストロングと殴り合うというインパクトのある絵は既に望むべくもなく、過激な自警団としてのスーパーヒーローも今や珍しくない感じだけれど、ごく普通の後日譚にはなっている。子供に軽々と人殺しをさせてしまうちょっとアブノーマルな展開はなくなっているので、続けて観ればその落差に驚くかもしれない。なりきりスーパーヒーローものの掉尾を意識してつくられた様子もあって、次作はないであろう。