ハンター 『ハンター』を観る。ウィレム=デフォーが絶滅したタスマニアタイガーを探す孤高のハンターを演じて、タスマニアの森林をトラッキングして回るのだが、そこに微妙な陰謀が絡んでいて体裁としてはサスペンスということだけれど見どころは自然とそのなかにおける営為であろう。事件性が前景化するのは最後の20分なので、基本的には地味な映画なのである。最後はヘミングウェイ的展開となるのだけれど、どうも身勝手な所作にしか見えないので、全体として今ひとつぴんとこない。 共有:TwitterPrint