スイスの暗号機器の会社であるCryptoをCIAとBNDが秘密裏に保有し、NSAが作った脆弱性のあるアルゴリズムを仕込んで通信を収集、解読していたというニュースには驚く。冷戦のさなか、もちろんソビエトが民間の暗号機器を使っていたはずもないけれど、ユーザーとなった120カ国の秘密通信が筒抜けだったという話はどうやら事実で、これがフィクションなら陳腐な陰謀論として却下される設定ではないか。このような世界のことであれば、将来、GoogleがNSAと協働していたという事実が明らかになったとしても驚かない。