『ゴジラ S.P』の第9話を観る。あらゆる怪獣もののイメージを丁寧にコラージュしながら、その上をいくスケールで世界を描き、ゴジラという空虚な特異点を象るこの物語のすごさはどうだ。何度でも観る必要がある。どんどんカッコよくなっていくジェットジャガー。
ガッキーのインタビュー記事を手がけたこともある西呑屋おかみから、こちらの推しの祝福を受けるというのも不思議な理路というべきだが、『逃げ恥』の原作者も脚本家も周囲から言祝がれていて、さらに互いに祝い合う祝祭のような状態になっている。その為人を知るひとたちにとってはごく自然な成り行きとみえ、つまりこれがガッキーの人徳というものであろう。星野源というわけではなく。