この日、迷走の果て、内閣総理大臣が自民党の総裁選挙に出馬しないと述べて任期満了で退任することを明かす。前日まで意欲を見せていたことを考えれば、手詰まりの挙句、辞任に追い込まれたという状況だが、コロナ対策に集中したいと最後まで心にもないことを言う。だがしかし、不支持の拡大は、この虚な人間の顔をこれ以上、見たくないという生理的な反応も多分にあるはずだから、政権党を転覆させるまで気は抜けないはずである。あと1-2週間のうち、学校での看過できない感染拡大が確認されるようになるに違いない9月初旬の週末。国内のCOVID-19感染については猿山の騒動よりも重要な局面が到来しているのである。
『おかえりモネ』は昨日の話からこれを反転させたような鮮やかな展開で、80話の積み重ねの上に全視聴者が菅波先生を讃える流れ。連続ドラマというのはかくありたしという構築の見事さがあって、大変よろしいのではないだろうか。