ウクライナでの戦争、パンデミックで急増する国内感染者と死者。気候変動の結果としての暑い夏、与党が永らくカルト宗教に共鳴してきた事実というだけでも十分に不穏なのに、アメリカがアルカイダ指導者をドローンで殺害し、ペロシ下院議長の台湾訪問計画を中国が威嚇という記事が並ぶ。
資源インフレと賃金インフレとモノ不足が同時に起こり、インフレ期待の亢進によって金融は引き締めを余儀なくされ、カネまで不足して世情はさらに不安定化するだろう。このあたりのキャスティングボートを握っているのは実はロシアで、天然ガスの供給をめぐって水面下で行われているであろう暗闘を想像してみる。